「子どものころのご両親との出来事で、なにか思い出してみてください」
「思い出した時にどのような感情がそこにありましたか?」
そう質問すると
怒り、と答える人もいれば
悲しみ、不安、落ち込み、困惑と言う人もいます。
どれも陰性感情、つまりマイナスの感情になります。
思い出す記憶というのは
たとえ子どものころの思い出でも
いえ、むしろ子どものころの記憶は
今のあなたにメッセージを送っています。
例えば
”わたしはとにかく弟を見守っていました。
母はお風呂に入っていました。
弟が動くたびになにかあったらどうしよう、
母に早く戻ってきてほしいと思いました。
当時の年齢は
弟0歳、わたしは3歳でした”
この記憶が物語るのは
わたしを安心させ、子どもを守る母の不在。
代わりに弟を見守る責任の重さ。
弟はわたしを不安にさせる。
わたしには子守りはまだ早い。
わたしは未熟で保護がいる。
大人になったわたしは今、
安心させる存在を求めているかもしれません。
もしかしたら
弟のような年下の人たちとの関わりに不安があるかもしれません。
責任の重い仕事が与えられると
安心させてくれる年長者の保護がほしいと願うかもしれません。
当時3歳だったからよ。
今は大人だからそんなことないわ。
と思われるかもしれませんね。
ですが、この記憶を思い出しているのは今のあなたです。
今のあなたが、
この世に生まれた日から残される
膨大な記憶のストックから選び抜いた物語は、
あなた自身が持つ今の課題に関連しているのです。
もし
あなたが今、幸せで
日々の暮らし、仕事になんの問題もないとき
記憶のストックから
プラスの感情がひもづいた思い出を選ぶでしょう。
また、幸せと思い込んでいても
思い出す記憶と感情が
今の課題を暗示するかもしれません。
過去の記憶と感情は、
今のあなたを物語るのです。
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■AMBC ニュース
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Columnist 安田朝子