においについて日ごろ意識をされていますか?
匂いは癒しの効果もありますが、拒否したい”臭い”もありますね。
人は ~異性の体臭から遺伝子レベルでの相性を知る~というのを聞いたことがあります。
見た目や条件が好みでも
相手から発せられるにおいを”くさい”と感じることは
体がこの遺伝子とは「合わない」= ともに家族形成していく相手にふさわしくない、
と嗅覚を通して体が伝えてくれているそうです。
においが麻痺しているケースもあります。
あまりにもショックな経験をすると
その経験時に嗅いだにおいを忘れるために
嗅覚そのものを麻痺させ、においをかんじることを体が拒否するのです。
そこまでではなくても
体は環境に合わせるために、ゆっくりと感覚を鈍らせます。
わたし自身の経験では
通勤通学はある都市部で、友だちと遊ぶのも街中でしたが
結婚して山間部へ引越し
3000m級の山々のふもとで暮らし自然の偉大さを感覚で感じました。
その後、友だちに会うために都会に出た時、町の臭いに衝撃を受けました。
レストラン、地下鉄、繁華街、あまりの臭さに早く家に帰りたいと思ったのです。
逆に、田舎へ遊びに来た友人が
カラマツ林の中に建つ我が家に着き、車から降りるやいなや
「外なのにクーラーがついているみたい!」と言い
自然の空気を、不自然なもので表現して、わたしを驚かせました。
一日の大半をビルの中で過ごしていると
心は不自然な世界に慣れても
自然のものしか受け入れられない体は麻痺するしかなく
五感を鈍らせている。
そしてそれが疲れの取れない原因なのかもしれませんね。
少しでも体が必要とする自然とかかわるために
100%天然の植物からできているエッセンシャルオイルを生活に取り入れるのも一案です。
4月22日はウェルビーイング・メソッドベーシックコースが大阪で開催されます。
体のために、より良い生活のために、自然の持つ力を体験してみてください。
Columnist 安田朝子
整理収納とアドラー心理学